- 販売所と取引所って何が違うの?
- どっちで取引すればいいのかわかりません
そんな疑問を解決します。
たしかに「販売所」と「取引所」は似たような名前でよくわからないですね。
でも安心してください。
この記事では「販売所」と「取引所」の違いをかんたんに分かりやすく解説していきます。
違いをしっかりと押さえてください。
わかりやすくするため、仮想通貨取引所は「コインチェック」銘柄は「ビットコイン」に設定して説明しますね。
販売所と取引所の違いとは

販売所と取引所の違いをかんたんにまとめました。(コインチェック、ビットコインの場合)
販売所 | 取引所 | |
取引相手 | コインチェック | ユーザー |
手数料(スプレッド含む) | 高い | 無料 |
取引の難易度 | かんたん | ふつう |
取引成立スピード | 早い | 不安定(市況しだい) |
最小注文数 | 円建て500円 BTC建て0.001BTC | 0.005BTC以上 かつ500円以上 |
販売所とは
販売所とはコインチェックと直接ビットコインの取引をする場所です。
販売所では、コインチェックが持っているビットコインを買ったり、ぼくたちが持っているビットコインをコインチェックに売ったりします。
価格はコインチェックが決めています。
手数料は無料ですが、スプレッド(買値と売値の差額)を取られるので実質手数料を取られます。
わたしたちは高く買って安く売っているとイメージしてください。
ですから、販売所だと買ったり売った瞬間にマイナスになります。
ただ、取引が非常にかんたんで便利です。
取引所とは
一方、取引所とはコインチェックに登録しているユーザー同士で取引をする場所です。
コインチェックは仲介業者の立ち位置ですね。
取引所では決まった価格は存在せずユーザー同士の需要と供給のバランスによって価格が変わります。
ですから、希望金額に一致する取引相手が現れないと取引が成立しないため、取引が成立するまで時間がかかることも。
また取引所にはスプレッドがかかりません。
しかもコインチェックだとビットコインは手数料無料です。
他の手数料がかかる銘柄もスプレッドと比べると非常に安く設定されています。
2 販売所と取引所のメリット・デメリット

販売所のメリット
販売所のメリットは取引したい時にすぐに取引ができることです。
販売所ではあらかじめ価格が決まっているため、提示されている価格ですぐに取引が可能です。
また取引の手続きもかんたんで「買う」「売る」などをクリックするだけで取引が完了します。
販売所のデメリット
販売所のデメリットは、やはり手数料(スプレッド)が高い点です。
少額で取引回数が少なければ、さほど気にならないかもしれません。
しかし取引回数や購入金額が増えると、支払う手数料も大きくなるので注意が必要です。
取引所のメリット
取引所のメリットは手数料が安いことです。
また、「指値注文」や「成行注文」で取引するので自分の好きな価格で仮想通貨を購入することができる点もメリットです。
- 指値注文:取引したい金額を設定する注文方法
- 成行注文:取引金額を設定せずに現在の売買価格に一番近い価格で取引する注文方法
取引所のデメリット
取引所のデメリットは、購入できる仮想通貨の銘柄が少ないことです。
販売所で取引できる銘柄でも、取引所では取引できないものがあります。
コインチェックでは販売所で17銘柄、取引所で4銘柄と取引銘柄数に差があります。
また、販売所に比べて取引所での取引は多少フクザツに感じるかもしれません。
指値注文では、売買したい時に買えないかもしれない。
成行注文では、タイミングによって相場とかけ離れた価格で取引成立してしまうことも。
最小取引量が0.005BTC以上も注意点。
現在価格で1万4000円前後以上からしか取引できません。
もっと少額で取引したいなら販売所しかありません。
3 まとめ

販売所と取引所の違いについて説明してきました。
それぞれ一長一短ありますが基本的には「取引所」で取引することをおすすめします。
手数料をいかに抑えるか。
投資の基本ですね。
コインチェックはどちらも非常に分かりやすいので好きな方で取引してみてください。
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